近年タクシードライバーの仕事が注目を集めています。初心者や高齢者でも働けるタクシードライバーは求職者にもおすすめの仕事です。しかしタクシー営業を成功させるにはコツが必要です。今回はタクシー営業のポイントを詳しく解説するので、タクシードライバーの仕事について気になる人は、ぜひ参考にしてください。
タクシー営業の種類とは
人手不足に悩んでいるタクシー業界では、積極的にタクシードライバーを採用しています。初心者への待遇も厚く、女性や高齢者でも働けるタクシードライバーはやる気と向上心があればいくらでも稼げる仕事です。
しかしタクシードライバーは収入の個人差が大きい仕事です。タクシードライバーの給与体系には固定給制と歩合制がありますが、完全固定給制を取り入れている会社は少ないです。
タクシードライバーとして成功するためには、タクシー営業のポイントを知り、より多くの利用客と距離を稼ぐことが重要になります。タクシードライバーの仕事は実力主義なのです。まずは、タクシー営業について理解しましょう。タクシー営業には無線配車、付け待ち、流しの3種類の営業スタイルがあります。
無線配車
無線配車とは、タクシー会社に連絡された依頼を無線で受け取り、指定された場所と時間に利用者を迎えに行く営業スタイルです。あらかじめ乗車予約がされているため、自ら利用客を探す手間がありませんが、目的地へ向かう途中に利用客を見つけても乗せることはできません。
付け待ち
付け待ちは駅や病院、ショッピングモールなど多くの人が利用する場所へ出向き、タクシー乗り場で利用客を待つ営業スタイルです。施設を利用する人が多い場所や時間ほど、利用客を捕まえやすくなります。しかし利用客が乗るまで営業ができません。
流し
道路を走りながら利用客を探すのが流し営業です。利用客を待つ無線配車や付け待ちとは異なり、流し営業は自分の努力次第で売り上げを伸ばせます。
実は最も重要?収入アップのコツは流し
タクシードライバーとして稼ぐためには、待ちの姿勢である無線配車や付け待ちの営業ではなく、流し営業をするのがおすすめです。
しかし、やみくもに車を走らせるだけでは利用客を捕まえることはできません。無駄に時間とガソリンを消費するだけです。利用客を探して何時間も車を走らせれば、精神的にも肉体的にも疲労がたまってしまうでしょう。
タクシードライバーとしてよりお金を稼ぐためには、効率的に利用客を見つけることが大切です。年収の高いタクシードライバーは、ポイントをつかんだ流し営業を行っています。
まずは、利用者の気持ちになってみてください。タクシーを利用したい人はどのような時間と場所に集まるでしょうか。
例えば朝夕の通勤時間、駅までの交通機関が少ない地域であれば、タクシー需要があります。終電間近の繁華街やイベントの終了時も、タクシーを利用する人が多いでしょう。
高齢者が多い団地も、タクシーの需要は高いです。また、天気によっても利用者の量が変わります。暑い夏や寒い冬、雪や雨の日は多くの人がタクシーを利用するものです。
収入が高いタクシードライバーは、利用客を拾いやすい場所や時間を知るだけではなく、街の1日の流れや住んでいる人たちの層、天気までさまざまなことにアンテナを張り巡らせています。
タクシードライバーには知識や経験も必要ですが、観察力や洞察力が高ければ初心者でもしっかり稼げます。まずは、自分が担当するエリアの施設情報や天気、1日の流れに詳しくなりましょう。
効率のよい流しのコツ
タクシードライバーとして稼ぐためには、コストをかけずに効率よく流し営業をするのがポイントです。最後に、効率のよい流し営業のコツを解説していきます。
まず、稼いでいるタクシードライバーは、タクシーに利用客を乗せている時間が長いです。タクシーは利用客が乗っていなければ収入になりません。つまり、利用客の乗っていない時間が短いほどより多くのお金が稼げるのです。
成功しているタクシードライバーは、前の利用客を降ろしてから10〜15分ほどで新規の利用客を捕まえています。
次々と利用客を捕まえるタクシードライバーは、自分の拠点をたくさん持っているのも特徴です。利用客を降ろした後も、そこから一番近い拠点に戻るため時間のロスが生まれません。
また、稼いでいるタクシードライバーは色々な道を知っています。目的地への最短ルートや混雑する時間帯などがわかるので、時間のロスも起きません。道に詳しければ、利用客も安心して乗車できます。
そして、長距離利用の利用客を乗せているのも、できるタクシードライバーの特徴のひとつです。都心には郊外に家を持つ人も多く働いているため、深夜のオフィス街では長距離移動の利用客も増えます。お金持ちが集まりそうな飲食店や、接待で利用するような飲食店でもお金を気にせずタクシーを利用できる人が多いでしょう。
効率よい流し営業をするためにも多くの拠点を持ち、利用客を乗せていない時間をなるべく少なくするようにしてください。長距離移動の利用客を探すのもポイントです。
まとめ
タクシードライバーは自分のやる気と努力しだいでどれだけでも稼げる仕事です。初心者の人はまず、自分が担当するエリアの情報や1日の流れについて知識を深めてください。できるタクシードライバーは、常にアンテナを張り巡らせています。効率がよい流し営業をすれば、より多くのお金が稼げます。利用客の笑顔を見れば、さらにやりがいを感じるようになるでしょう。